ドローンはいつから日本で流行った?歴史や普及までの流れも紹介!

ドローンは日本でいつから流行り始めたのか、気になる人は多いでしょう。
空撮ブームの到来や法改正、産業利用の拡大など、普及の背景にはいくつもの転機が存在します。
本記事では、日本におけるドローンの登場時期から一般層への広がりについて紹介します。
ビジネス分野で本格活用されるまでの流れも時系列でチェックし、ドローンに関する知見を深めていきましょう。
ドローンが日本で流行ったのはいつから?登場から普及までの歴史を紹介

ドローンが日本へ登場して依頼、流行するまでの流れを解説します。
- 2000年代前半:日本初のドローンが登場
- 2013年〜2015年:空撮ブームにより認知が拡大
- 2015年〜2017年:首相官邸ドローン事件により航空法が大幅に改正
- 2018年〜2020年:産業ドローン市場が拡大
- 2021年以降:物流やインフラ分野での実用化
年代ごとに発生した事象に目を通し、ドローンが日本で普及するまでの流れをチェックしましょう。
2000年代前半:日本初のドローンが登場
2000年代前半、日本でドローンが本格的に使われ始めたのは主に農業分野でした。
当時は現在のような小型カメラ付きドローンではなく、無人ヘリコプター型の機体が中心でした。
ヤマハ発動機が開発した農薬散布用無人ヘリは、すでに1990年代から実用化されており、2000年代に入って普及が加速します。
重労働だった農薬散布作業の省力化が進み、高齢化が進む農業現場の負担軽減に貢献しました。
この時期のドローンは高価で専門知識が必要だったため、一般向けではなく業務用途が中心だったのです。
2013年〜2015年:空撮ブームにより認知が拡大
2013年頃から、日本でも一般向けドローンの認知が一気に広がりました。
ドローンの広がりには、DJIをはじめとする海外メーカーが小型で操作しやすい空撮ドローンを次々に発売したといった背景があります。
スマートフォンと連携して高画質な映像を撮影できる機体が登場し、個人でも手軽に空撮を楽しめる環境が整いました。
YouTubeやSNSで迫力ある空撮映像が拡散され、ドローン=映像撮影ツールというイメージが定着していったのです。
家電量販店でも販売が始まり、趣味での用途として購入する人も増加しました。
2015年〜2017年:首相官邸ドローン事件により航空法が大幅に改正
2015年、首相官邸ドローン落下事件が発生しました。
首相官邸ドローン落下事件とは、2015年4月に小型無人航空機(ドローン)が首相官邸の屋上で発見された不法侵入事件を指します。
放射性物質を含むとされる砂が積載されていたことから社会的な不安が広がり、ドローンの安全管理や規制の必要性が一気に注目されるきっかけとなりました。
同年、航空法が改正され、人口集中地区や空港周辺、高度制限などの飛行ルールが明確化されました。
同時期に国の重要施設周辺での飛行禁止や、事前許可制度も登場したのです。
無秩序なドローンの飛行は抑制される一方で、ルールに基づいた業務利用や商用活用が進む土台が形成されました。
2018年〜2020年:産業ドローン市場が拡大
2018年以降は、日本で産業用途でのドローン活用が本格化し始めた時期です。
インフラ点検では、橋梁やダム、送電線の点検作業にドローンが導入され、高所作業の安全性が向上し始めました。
測量分野では、空撮データから3D地形モデルを作成する技術が普及し、作業時間の大幅な短縮が実現しました。
農業分野でも、農薬散布だけでなく生育状況の可視化や病害検知への活用が広がったのです。
国や自治体も実証実験を積極的に進め、ビジネス分野での実用化が加速してきました。
2021年以降:物流やインフラ分野での実用化
2021年以降、日本のドローン活用は物流分野を中心に社会実装フェーズへと移行しました。
山間部や離島など、人手不足や輸送コストの課題を抱える地域でドローン配送の実証実験が進められています。
またレベル4飛行の解禁により、補助者なしの目視外飛行が可能となり、運用の自由度が大きく向上しました。
レベル4飛行とは、ドローンが操縦者の目視や補助者による監視を必要とせず、有人地帯(第三者上空)でも機体が完全自律で飛行できる運用形態を指します。
インフラ点検や災害対応でも自動飛行技術の導入が進み、効率化と安全性向上の実現へ向けた取り組みが今も行われ続けています。
ドローンは日本で何に使われている?主な用途を紹介

「ドローンは日本で何に役立ってるの?」と気になる方に向けて、主な用途を4つ紹介します。
- 農業分野での農薬散布・生育管理
- インフラ点検・設備保守での活用
- 空撮による映像制作・観光プロモーション
- 防災・災害発生時における活用
私たちの何気ない日常において、ドローンが「どんな形で何に役立っているか」を確認しましょう。
農業分野での農薬散布・生育管理
農業は、日本でドローンが最も早く実用化し始めた用途のひとつです。
農薬散布では、人が背負って行っていた重労働を自動飛行によって代替でき、作業時間と身体的負担の大幅な軽減につながっています。
広範囲の水田や畑でも短時間で均一な散布が可能となり、作業効率が向上しました。
近年ではカメラやセンサーを搭載し、作物の生育状況や病害リスクを可視化する技術も普及しています。
ドローンの活躍により、必要な場所だけにピンポイントで散布を行う精密農業が実現しつつあります。
インフラ点検・設備保守での活用
インフラ点検や設備保守といった分野でも、ドローンの導入が急速に進んでいます。
橋梁やダム、送電線、風力発電設備などの高所や危険箇所を、人が立ち入らずに安全に点検できる点はドローンならではの大きな強みです。
従来は足場設置や高所作業車が必要だった点検作業も、ドローン撮影によって短時間で完了するケースが増えています。
高解像度カメラや赤外線カメラを活用すれば、目視では確認しづらい劣化や異常も検出可能です。
作業コスト削減と事故リスク低減の両面で効果があるため、自治体や企業による導入が拡大しています。
空撮による映像制作・観光プロモーション
ドローンは、空撮による映像制作や観光PR分野でも幅広く活用されています。
空からのダイナミックな映像表現は、テレビ番組やCM、YouTube動画などで定番となりました。
従来はヘリコプターが必要だった空撮も、小型ドローンによって低コストかつ幅広い形での撮影を実現しています。
観光地の魅力発信や、プロモーション動画制作にドローンを活用する自治体も少なくありません。
SNSとの相性も良く、視覚的なインパクトによって集客効果を高める手段として注目されています。
防災・災害発生時における活用
災害対応分野では、ドローンの即応性と機動力が高く評価されています。
地震や豪雨、土砂災害発生時には、被災状況の把握や孤立地域の確認に活用されています。
人が立ち入れない危険区域でも、空から安全に状況を撮影できる点が大きな強みです。
赤外線カメラを使った要救助者の捜索や、夜間の状況確認にも活用が進んでいます。
自治体や消防、警察との連携体制も整備されつつあり、実践的な運用事例も増えているのです。
今後は防災インフラの一部として、より重要な役割を担うピースの役割が期待されています。
ドローンの歴史に関してよくある質問

最後に、ドローンの歴史に関してよくある次の質問へ回答します。
ドローンの発明国はどこ?開発者は?
ドローンの起源は、一国や一人の発明者に限定できるものではありません。
軍事技術としての無人航空機は、第一次世界大戦期のイギリスやアメリカで研究が始まったとされています。
特にアメリカでは、1930年代に無線操縦機の開発が進み、現代ドローン技術の基礎が築かれました。
その後、GPSや小型センサー、通信技術の発展によって民間での利用が可能となったのです。
現在主流となっている小型マルチコプター型ドローンは、中国のDJI社が技術革新を牽引した存在として知られています。
ドローンは、長年の技術進化の積み重ねによって誕生した複合技術の結晶といえるでしょう。
世界で最初の一台となったドローンは?
世界初のドローンとしてよく挙げられるのが、1917年にアメリカで開発された「ケタリング・バグ」です。
爆弾を搭載して自動飛行する無人航空兵器として設計されており、事前に設定した距離を飛行後、自動的に機体が落下する仕組みを持っていました。
その後、第二次世界大戦中には無線操縦機や標的機が開発され、ドローン技術は急速に進化しました。
現在の民生用ドローンは、軍事技術をベースに小型化と高性能化が進んだ結果誕生したものです。
日本でドローンが普及しないと言われているのはなぜ?
日本でドローンが普及しにくいと感じられる理由は、主に下記の3つです。
- 航空法や飛行ルールによる規制が厳しい
- 都市部で自由に飛行できる場所が少ない
- 操作技術や申請手続きのハードルが高い
上記の理由から、興味はあっても導入に踏み切れない層が一定数存在しているのが現状です。
今後は、飛行エリアの整備やルールの分かりやすい周知が普及促進の重要なポイントとなるでしょう。
ドローン測量なら神奈川県相模原市の有限会社オオヤマグラフへ!
ドローン測量を検討している方は、神奈川県相模原市の有限会社オオヤマグラフへの相談がおすすめです。
高精度な空撮データと測量技術を組み合わせれば、作業時間の短縮とコスト削減を同時に実現できます。
山間部や広範囲の現場でも安全かつ効率的に測量を行える点も、当社ならではの大きな強みといえるでしょう。
従来手法では難しかった場所のデータ取得も可能になり、設計や施工管理の精度向上にもつながります。
スピードと正確性を重視した測量を求める場合は、実績豊富なオオヤマグラフへぜひ問い合わせてみましょう。
